この実習のねらいと成果
■このところ日本の企業にグローバル化の波が押し寄せており、それに伴い、ITベンダーへのグローバル対応の要求も急速に高まっております。 そして、現時点でグローバルプロジェクトへの対応が可能な企業には新たなビジネスチャンスが数多く生まれております。
■しかしながら、多くのIT企業はグローバル化の必要性を危機感と共に実感していながら、日常の業務に追われ、自社のグローバル対応になかなか踏み出せずにおります。
■グローバル対応の要衝は人材です。グローバルプロジェクトの経験豊富なブリッジSEが社内に一人でもいれば、その知識や経験をシェアし、他の社員を啓蒙し、リードすることができます。
■ところが経験あるブリッジSEは現在極端に不足しており、給与も高額なので、社員として採用するのは困難です。短期的に契約社員として採用するという手段もありますが、コントラクトエンジニアはあくまでプロジェクトがベースなので、雇用企業に対する思い入れは無く、グローバル化への協力は期待できません。
■このような状況下でグローバル化を推し進めるには、自社の中堅社員にグローバル化に対応する正しい認識を持たせ、自己のグローバル化への意欲と情熱をもたせることが第一です。
■このグローバル研修は多忙でなかなか時間の取りにくい中堅社員の方に、アメリカという距離も時差もある場所で生活し、自社のプロジェクトを行いながら実践的な英語のトレーニングや異文化コミュニケーションのトレーニング、グローバルプロジェクト経験者によるレクチャー、視察ツアーなどを行っていただくのがねらいです。
■この研修で期待できる成果:
・外国人とのコミュニケーションの障害になっていた自分の殻を破り、堂々とコミュニケーションできるようになる
・実践で使える英会話を学び、さらなる学習意欲や自信をつける
・本社とのコミュニケーションを取りながら、時差のあるリモート環境でプロジェクトを行う経験を積む
・英語によるITプロジェクトにおいて、自分の英語がどれぐらい使えるか実感し、学習目量を定める
・海外でまとまった期間生活することにより、グローバルをもっと身近に感じられるようになる
・外から日本を見た視点を持つことができる
・ブリッジSEへの意欲と情熱を持ち、自己のグローバル化を啓発する
■グローバル人材を育成するのは一朝一夕ではできません。しかし、新しい時流に乗りチャンスを先取りるすために、一刻も早い自社社員のグローバル教育が望まれます。私たちはこの研修のみならず、多角的に日本のIT企業のグローバル化推進のお手伝いを行ってまいります。